ハラスメント対策コンサルテーション
人が問題ではない。問題が問題である。
ナラティヴ・アプローチでは、修復的正義の考え方をベースに、懲罰や排除ではなく、コミュニティに包摂し、関係性を修復を、形式的な謝罪ではなく主体的な関係修復への責任を求めていきます。「ハラスメント」の原因を個人の資質に求めて不毛な責任の押し付け合いに終始することなく、「ハラスメント」が人間関係にもたらす影響を話し合うことによって、お互いの価値観を認め合い、関係性の回復へ動機づけていきます。
ハラスメント対策コンサルテーション
ナラティヴ・アプローチをハラスメント対策に応用したコンサルテーションの各種メニューをご紹介します。
1.秘密パワハラ対策隊
パワハラ加害者もチーミングした秘密パワハラ対策隊を秘密裏に組織して、パワハラがない組織づくりをします。組織を修復し、関係性構築することを学ばせる修復的正義の手法として「ナラティヴ・アプローチ」が先進的に普及しているニュージーランドでは、学校のいじめ対策で実績が上がっています。
2.組織の隠れたルールを明らかにするトーキングサークル
本人が良かれと思っている言動がパワハラとして周囲には受け取られている背景には、「当然・・・すべき」と言う隠れたルールが、組織に支配的になっていることがあります。「人が問題なのではない。問題が問題である。問題と人の関係が問題である。」という「ナラティヴ・アプローチ」の原則に基づき、誰かを責めることなく、組織に、自らの価値観が支配されているルールをトーキングサークル形式で明るみにしていきます。
3.修復会議
ハラスメントが起きたとき、人間関係やコミュニティに加えられた傷を修復するための修復会議をファシリテートします。修復会議は、加害者を隔離したり、コミュニティから締め出すのではなく、加害者、被害者、関係者が一同に会し、問題の影響をそれぞれに語ってもらうことで、加害者をもう一度、ネットワークの中に包摂し、関係修復のための責任を自覚してもらうことを目指しています。 叱責や罰による謝罪よりも、被害者や被害を受けた周囲のニーズ、思いをしっかり受け取った上で、責任を言語化し、主体的な対応を促す方が、その後の関係の修復や、周囲の環境改善には良いという価値観がそこにあります。
4.ナラティヴ・メディエーション
ナラティヴ・アプローチや、修復的司法の考え方をもとに、(1)その人を問題とは考えず、(2)その人は、相手や周囲と良い関係を持つことができるにも拘らず、(3)何がそれを邪魔しているのかという視点で会話していきます。お互いのニーズが言葉にされて、それをお互いにしっかり聴くことで、対立の関係性とは別の関係性がみえてきます。
実際の対立の当事者双方のメディエーター役をお受けいたします。
お申し込みはこちらからお願いします。
コンサルテーション担当
吉田成雄(よしだしげお)
株式会社コラボレイティヴ 代表取締役
ナラティヴ・カウンセリング・ファーム「スペース」主宰
【略歴および職務内容】
- 北海道大学経済学部卒
- 30代でベンチャー企業の管理部門担当役員として上場を目指すも業績悪化により断念。
- 企業再生コンサルタントとしてエンカウンターグループによる組織活性化の手法を開発。
- 人事組織戦略コンサルタントとして管理職育成研修を開発。
- 婚活サービス業で婚活アドバイザーの研修を組織化。
- 人事担当執行役員として人財育成、組織開発のための研修、ナラティヴ・アプローチによるにパワハラのメディエーションに携わる。
- ナラティヴ実践協働研究センター「ナラティヴ実践コース」にてナラティヴ・カウンセリングを習得。
- ナラティヴ・カウンセリング・ファーム「スペース」を開設し、ナラティヴ・カウンセリング、ライフ・インタヴューなどを提供。
- 組織で働く人々が多様な価値観を受容できるようにしていくことをライフテーマとしている。
【資格】
国家資格:キャリアコンサルタント、中小企業診断士、税理士
公的資格:東京商工会議所 健康経営エキスパートアドバイザー、一般財団法人 生涯学習開発財団 認定ワークショップデザイナー、中央労働災害防止協会 THP心理相談員
【著書】
「そうだったんだ! 中小企業経営~社長の経営戦略がまるごとわかる本~」(共著)三恵社刊
提供会社
株式会社コラボレイティヴ
〒104-0061
東京都中央区銀座一丁目22番11号銀座大竹ビジデンス2階
050-5534-6055
提携カウンセリング・ファーム